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電力ねぶたの歴史をたどります。
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平成10年 鍾馗夢中
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ねぶた絵図
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平成10年製作『鐘馗夢中』
鐘馗〜中国の魔よけの神中国,唐の六代玄宗皇帝(げんそうこうてい)が病魔(マラリア)にかかったとき,夢に小さな鬼が現れて,楊貴妃の紫香嚢(しこうのう)と帝の玉笛(ぎょくしょう)とを盗んで逃げようとするところを,大きな鬼が捕らえられて目をえぐり食い殺したので,玄宗皇帝が「汝は何者か」と問うと,大きな鬼は『私は,終南山の鐘馗(しょうき)であるが,昔,科挙(かきょ:中国の隋代から清朝の官吏人用制度)試験に落第して自殺したときに,大変ていねいに葬られた思いに感じて,天下の災いを除く誓いを立てた。』と答えた。
玄宗皇帝が夢から覚めると病はにわかに直ったので,画家の呉道子(ごどうし)に命じて夢に見たその姿を描かせたのが,鐘馗の像であります。
その後,この像を年の暮れには必ず門戸に張り邪鬼を払うという風習が起こったといわれております。
このねぶたは,夢に出てきた鐘馗が小さな鬼(病魔)を退治しようとしているところをねぶたに再現したものです。
ねぶた師 穐元和生(あきもとわせい)作
運行風景
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