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電力ねぶたの歴史をたどります。

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出陣の足跡

昭和61年 金剛力士/はねと賞dish


昭和61年 はねと賞
ねぶた絵図『金剛力士』
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昭和61年製作『金剛力士』
 金剛(こんごう)とは梵音(ぼんおん)でバジラといい、一種の武器のことである。金剛力士は梵名(ぼんめい)を跋闍羅波膩(ばじらばぁに)といい、金剛手、執金剛(しゅこんごう)、または密迹(みつせき)力士、密迹(みつせき)金剛力士、仁王(におう)と訳して、普通、一般には仁王さんと呼んでいる。
 金剛杵(バジラ)を持っていることから、金剛の名が付けられたという。また、恒に五百の夜叉(やしゃ)を使役(しやく)しているところから、金剛夜叉(こんごうやしゃ)の別名がある。
 一般には、仏の道場をを守護しているのが仁王さんであるといっている。実相(じっそう)の門を開発する智慧(ちえ)を以ってするが故にまず門に金剛を立て、内に伝身を置く。
 金剛力士の像容(ぞうよう)と切徳(せつとく)は、口を開いたのが阿形像(あぎょうぞう)で、口を閉じているのが呼形像(うんぎょうぞう)である。
 口を大きく開いて威嚇(いかく)し、息災(そくさい)、調伏(ちょうぶく)を本誓(ほんせい)として、一切を食い尽くすことが得意であるため、金剛どん食(じき)とも云われている。
 このねぶたは、口を開いた阿形像(あぎょうぞう)の金剛力士を制作しました。
 ねぶた師 鹿内一生作

運行風景 『金剛力士』
(画像にマウスを置くと画像が切替り・クリックすると拡大します。)

運行中の 『金剛力士』、このねぶたは『はねと賞』を受賞しました。

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